今やセイコーが世界に誇るトップグレードである「クレドール」から新シリーズ「Kuon (クオン)」が登場いたしました。
クオンとは「久遠」に由来し、「遥かな過去から未来まで、果てしなく続く時の流れ」 を表しています。
流麗で美しいフォルムと手巻きスプリングドライブによる滑らかな針の動きから「時代を超えて惹かれる美しさ」と「心地よい手触り」を作り上げています。
今回は文字盤に磁器を用い、 グレーのローマン数字とブルーのバーインデックスの2種類が用意されています。
ケースは複雑な曲線でつくられていながらも非常に洗練されたものになっており、「時の流れ」を「しなやかなで軽やかな水の動き」に置き換え、それを表現したものになっています。
「時の流れをまとう」かのような柔らかなフォルムを追求しました。
また、ブレスレットも腕なじみのよい7列ベルトで作られ、ケースから「水の流れのきらめき」を止めぬようデザインされています。
さらにその流れはデザインだけでなく、腕なじみが良いように一駒一駒、熟練の職人の手によって丁寧にそしてしなやかに仕上げられています。
もう一つの特徴である文字盤は磁器で作成されています。
琺瑯、エナメルと同じく表面にガラス質の釉薬を塗り、高温で焼き上げています。
その工程で溶けたガラスの表面張力によって、表面に自然な球面が生まれ、あたたかみのある表情を生みだします。
透明感ある白さとその表情は、やはり揺れ動く水面のよう。流麗なデザインで作り上げたケースを際立たせます。
インデックスは「叡智II」のように磁器ならではの絵付けによるものです。
さらに時、分、秒、ムーブメント裏側のパワーリザーブの針は、青またはダークグレーの酸化被膜をまとわせるべく焼き上げた テンパー針を採用し、ダイヤルとの調和を計っています。
GCLX999は紺上絵付けのバーインデックスに濃紺のテンパー針を採用。
GCLX997は黒上絵付けのローマインデックスにダークグレーのテンパー針を採用。
ムーブメントにはクレドール専用の新しい手巻スプリングドライブムーブメント「キャリバー7R31」を搭載しました。
薄型でありながら約72時間という薄型でありながらロングパワーリザーブを実現しました。
また裏ガラスにより見えるムーブメントには、湧水が流れる「せせらぎ」に見立てた曲面の模様を施しています。
もちろんこのスプリングドライブにより、秒針がスイープ運針することで、水の滑らかな流れを表現していることは言うまでもありません。
セイコー クレドール クオン
Seiko Credor Kuon
Ref: GCLX997 紺上絵付けのバーインデックス
Ref: GCLX999 黒上絵付けのローマインデックス
共に税込み1,320,000円 (2023年10月)
ステンレススチールケース 磁器ダイヤル
縦 46.2 mm 横 39.0 mm 厚さ 10.8 mm
ボックス型サファイアガラス(内面無反射コーティング)
日常生活用防水 裏ガラス
手巻スプリングドライブムーブメント キャリバー 7R31
平均月差±15秒(日差±1 秒相当)